楽譜のご紹介
もともと、この曲は、ラグタイム用に作曲された曲で、もっとテンポが速い曲だったのだそうです。ラグタイムとは、タイムラグが生じる曲ということで、黒人音楽のシンコペーションのリズムにのって、ピアノで主に演奏される独特の音楽ジャンルとされています。それを、バラードにしたのが、1913年ということですから、相当古いことになっています。
私は、この曲をハリー・ジェームスの演奏で知ったのですが、これもまたリバイバルの曲です。著作権フリーとなると、どうしても70年という月日とその他の権利関係がクリアーになる必要があるために、こうなってしまいます。
こちらで紹介した2個目のビデオは1937年の映画で、クラーク・ゲーブル(ハリウッドの映画俳優、今でいうならジョージ・クルーニーを二倍にした感じ)にあこがれる少女(ジュディ・ガーランド)が(この曲をオリジナルの詞から内容を変えて)歌うというシーンです。
この2年後、『オズの魔法使い』が撮られます。その中の『虹の彼方に』は、最近聞きませんが、1980年以前は、ずいぶん流れていたように記憶します。
また、そのあとに、この『ユー・メイド・ミー・ラブ・ユー』はハリー・ジェームスが取り上げたことで、大ヒットとなったということです。当時、ラジオで自分の番組を持っていて、『スリーピーラグーン』など、日本でも戦後ヒットした曲はこの時のもののようです。
ついでに、クラーク・ゲーブルの姿を少し