演奏例
楽譜のご紹介
さらに、追加でアルトサックス用の楽譜を作りましたので、加えておきます。
同じ曲の
アルトサックスの楽譜のページ
フルートの楽譜のページ
トロンボーンの楽譜のページ
トランペットの楽譜のページ
へ飛ぶ
元々オペラの『ノルマ』ですが、この『清らかな女神よ』は単独で歌われることの多い部分です。そして、この部分は2幕に分かれたこのオペラの第1幕の第1場面(2場面ずつあり)に登場する曲です。設定は紀元前50年頃、ローマ帝国支配下にあるガリア地方です。
≪第1幕のあらすじ≫
舞台はドルイド教徒の森。ケルト人はオークの森を聖なる地としていました。森や木を宗教の対象とした原始的な宗教です。ドルイドは宗教的指導のほか、政治的指導、公私の争い事の調停と、ケルト社会に重要な役割を果たしていました。そのドルイドのオロヴェーゾに率いられた一団が、ローマからの解放を願う祈りを捧げて去ります。
物陰から現れたローマの総督のポリオーネは同行する者に、自分のノルマへの愛はもはや醒め、今では若きアダルジーサを愛していることを打ち明けます。そして、ノルマがそれを知れば復讐があるだろう、と恐れおののくのです。
入れ替わるように再びドルイド教徒たちがノルマに率いられて現れ、儀式を行います。ここで歌われるのが有名なシェーナとカヴァティーナ『清らかな女神』です。
人々はローマへの怒りに燃えているが、ノルマは蜂起を許さず、実は自らがローマ総督ポリオーネを密かに愛し、2人の息子までもうけた苦しい胸のうちを独白する。そして、一同は去ります。
これもまたローマ人総督のポリオーネに対する背徳の愛に悩む若きアダルジーザが独りその場に残っています。そこに総督のポリオーネが現れ、一緒にローマへ逃げよう、と情熱的に説得、初めは拒絶していたアダルジーザも遂には従うことを約束する。
ここまでが、第1幕の第1場面です。つづきはトロンボーンのところにあります。