楽譜のご紹介
日本人なら、必ず知っている曲で、晴れやかな感じになるものだと思います。
最近はハロウィン、バレンタイン、ホワイトデーなど、クリスマスもそうですが、商業ベースの祭りごとが多くなって、いざ伝統の祭りとなると、あまり顧みられないのかなと思います。
今や、盆も正月もなくなった感じもしなくはなく、年末に散髪に行って、銭湯にゆき、下着をかえ、正月を迎えるという決まりきった当たり前だったしきたりが、なくなってきたとおもいます。
お正月の東京都心の様子を最近は見ていないのですが、50年ぐらい前は、かなり渋滞し、騒音も激しかった新宿あたりの幹線道路も、まるで、田舎の高速道路のように車が全く走っていないという状況でした。
つまり、それだけ帰省であったり、仕事がすべて休みになる(当然、開いているお店はごく少数)などという生活のスタイルだったと思います。
そのあたりで、『開いててよかった・・』というお店ができ始め、当初はその名の通りの営業時間だったし、お正月も休んでいたのですが、いつの間にか年中無休で24時間営業となって、商業施設の営業時間が代わるきっかけになったのだろうと思います。
勤めていた会社でこの歌を毎年うたわされました。正月明けの仕事始めですが、今もやっているのでしょうか。歌い終わると、社長の話が始まりますが、昔は文書を代読する形で、その後ビデオに変わりました。
どうも詩の内容が、はっきりとわからず、なんとなくもやもやする感情が毎回残りました。育った環境が、あまり伝統行事にこだわらないというか、いい加減というか、一族の中で、世間様に合わせるのがあまり利口なことではないような雰囲気があったためです。商家の伝統なのでしょうか。
この歌の歌詞の内容は、『天皇の御世がいつまでも続くように、門松を立ててお祝いする。これって、素敵なこと。』と、そんな感じです。
出来たのが明治26年だそうで、文部省より「小学校祝日大祭日歌詞並楽譜」の中で発表された唱歌となっています。明治憲法下の唄の共通するところです。君が代・海ゆかばなどと共通するところがあります。年齢を数えるのに、数え年というのが、もう死語となっているように、消えるのかもしれません。
あわせて、こちらの「お正月」というきょくも、どうぞ。また、ちょっとマニアックに、お琴と尺八の演奏でご存じの「春の海」も、暇つぶしになりそうです。ちょっとクレージーですが‥‥。