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【無料楽譜】タイケ作曲『旧友』(Alte Kameraden Teike)

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Brassessoires – Alte Kameraden beim Woodstock der Blasmusik 2012
同じ行進曲でも、わが軍艦マーチはなぜこんなに肩身が狭いのでしょうか。こんな手拍子は起こらないでしょう。
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楽譜のご紹介

『旧友』(きゅうゆう、独:Alte Kameraden)とは1889年にカール・タイケが作曲した、ドイツを代表する軍隊行進曲です。

この曲の作曲家のカール(・アルベルト・ヘルマン)・タイケ(Carl Albert Hermann Teike, 1864年2月5日 – 1922年5月22日)はドイツの作曲家です。軍楽隊のために100曲以上の行進曲と、演奏会用の20曲を残しています。吹奏楽の作曲家として有名です。スーザとほぼ同年代に生きていますが、スーザは行進曲200曲で結構すぐに有名になりますが、タイケのほうはそうでもありませんでした。

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 鍛冶屋の息子として生まれますが、子だくさんで14人兄弟の4番目でした。そして、14歳で音楽の学習を始め、様々な楽器をこなします。19歳でヴュルテンベルク王国の陸軍に楽隊員として入隊し、カール王第123師団に配属されました。

 25歳の時に、陸軍の音楽家だったタイケがウルムにて勤務していた時に書かれた曲です。(ところで、このウルムという町は、人口12万というそう大きくない街ですが、アインシュタインの出生地でもあります。)

作った当初は、あまり評判となりませんでした。陸軍付けの音楽家ですから、作曲するとすぐに、上官に提出したわけですが、全く評価されず、捨ててしまえというほどの罵声を浴びせられたということです。

作った人にこんなひどいことを言うのは、気に入ってもらおうと一生懸命作った料理を面と向かってまずいと言ったようなもので、当然、タイケさんも、打ちのめされます。しかし、打ちのめされ方がひどく、結局陸軍を辞める決意までしてしまいます。そこまで徹底して、落ち込むとは…。

そして、やめるときに仲間が送別会をしてくれて、その友情に打たれ、それならば、この曲を「旧友」として、残しておこうということになったのだそうです。

 その後、音楽活動を続けるものの、この曲自体は評価されず、後年になってやっと評価を売るということになりました。

 この曲は、ベルリンオリンピック(1936年)の入場行進曲として、ほぼ初めて脚光を浴びた曲と言うことです。そして、なぜ、日本でこの曲がある程度の年齢の人にとっては知られた曲だったかが、わかります。

 ちょうど、今生きているとしたら、100才ちかい人にとっては、ラジオから流れたベルリンオリンピックの中継?を耳にした人も多かったと思います。

 実際、前回の東京オリンピックの前年とその年に、親戚の家に泊まりに行ったときに、そこの叔母さんからベルリンオリンピックの話を2回も聞いたことを思い出します。もうすでに忘れ去られたお話かもしれませんが、当時少女だった叔母さんは、ラジオから流れる『前畑勝った、前畑勝った・・・』というアナウンサーの実況中継?を大喜びで聞いていたと言います。

 果たして、ラジオからこの行進曲が流れたのかどうかは、わかりませんが、何らかの形で、日本人にも耳にする機会があったのでしょう。もしかしたら、その後の記録映画のベルリンオリンピックで、知られたのかもしれません。

タイケは、警察官になって1908年病気でやめるまで続けます。その間にいろいろと作曲していますが、最後は郵便局員で、作曲家、一本では生活できなかったということです。その点でもスーザと対極にあります。

 そして、極東に住んでいる私も中学生時代(60年ぐらい前)に知るところになるほどの世界的に有名な行進曲として、知られているということです。いかにもドイツを感じられる曲です。

ベルリンオリンピックの入場の映像と、街の状況がみられます。よく見る、ベルリンおりんぴっぷといえば、必ず登場するヒットラーの姿は映りますぇん
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演奏例

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