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【無料楽譜】ロシア民謡『バイカル湖のほとりで』(Russian folksong “In the shores of Lake Baikal”)

世界の名曲集

楽譜のご紹介

 ロシア帝政での圧政下でおこった、農奴の反乱、デカブリストの乱(1825年12月14日)を取り上げた曲だそうです。ヨーロッパの啓蒙思想的な動きが、ロシアでも影響を受けて、起こったものです。

  この曲はデカプリストの乱を歌っています。帝政ロシアの時代であっても、他のヨーロッパ諸国と同じように、ナポレオンの出現とともに、自由主義的な思想の影響を受けつつあり、そんな最初の動きとしてデカブリストの乱がおこるのです。わずか1日で押さえつけられましたが、その後の革命へつながるような乱だったわけです。そんな乱の首謀者は絞首刑になり、その他のものはシベリア送りになったりしたということです。そして、この曲はそんな背景を持つ曲です。

 歌詞の内容は、シベリア送りになった若者が命からがら、故郷に戻るという情景を歌っています。バイカル湖のほとりで、小舟を盗み、やっとの思いで帰ったふるさと。そこには年老いた母親がひとり待っていて、『おふくろ、元気だったかい?親父はどこにいるの?兄貴は?』・・・父はすでになくなっていて、兄は捕まってしまった。そして、私はどうすれば良かったのかと途方に暮れる・・・。そんな歌詞だったと思います。もっともいっぱいちがう歌詞があるみたいで、あくまで、この動画で歌われている歌詞の内容になります。

 これも最近はめっきり耳にすることのなくなった曲です。まだ、共産主義幻想のあった時代には、結構、ロシア民謡などももてはやされていた時があったと思います。歌声喫茶というところがありましたが、そんなところでも歌われていた曲です。ちょうど新宿駅から西武新宿駅の途中に歌声喫茶がありました。昭和をちょっと越える辺りまでありましたが、その後どうなったのでしょう? 時代は流れ、歌声喫茶などはすたれ、カラオケに変わり、いつの間にか、この曲も歌うことはなくなりました。

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 ソ連崩壊からの流れは少なからず、私たちの生活をかえたように思います。今は大きく針が振れて、格差問題が指摘されるような世の中になってきて、いつの間にか、貧困問題がクローズアップされるといったことが起こっています。

 またこの曲は、半世紀以上前には、ニニロッソも吹いていました。曲としては簡単な曲で、民謡ですから、トランペットでも歌うように吹けるので、それなりに楽しめると思います。

ニニ・ロッソの演奏が見つかりました。ラジオからよく流れていました。

トランペット楽譜

トロンボーン楽譜

アルトサックス楽譜

フルート楽譜

演奏例

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