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【無料楽譜】アンデス民謡「花まつり」(Andean folk song El Humahuaqueño)

世界の名曲集

楽譜のご紹介

この曲は西洋音楽の楽器で演奏するのが相当難しい曲だと思います。あの微妙に乾いて揺れるような音色は、基本的にどの音も均質にちかい楽器では出ないのかもしれません。といっても、以前から、駅前なんかでどこの国の人かわかりませんけれど、演奏しているのを聞いていて、つい手がけてみたくなるのです。

「花祭り」は、アンデスのフォルクローレ。現地ではスペイン語でウマウアケーニョまたはウマワケーニョ(エル・ウマウアケーニョ、El Humahuaqueño)と呼ばれています。特に日本では、アンデスのフォルクローレを代表する曲として「コンドルは飛んでゆく」とともに親しまれています。でも、なぜ花祭りになったのか不明です。

さらに、原題は何を意味しているか調べると、原題である「ウマウアケーニョ」とは、スペイン語で「ウマウアカの(人や物)」という意味で、ウマウアカはアルゼンチン北部にある町の名前です。ウマウアカはアルゼンチンでは珍しいアイマラ族が多く住む町であり、このため、ウマウアケーニョはアイマラ族が多く住むボリビアやペルーのフォルクローレとして紹介される事も多いのです。

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「ウマウアカの谷にカーニバルが来るよ、チョリータさん」という内容の歌詞が、チャランゴやケーナ、ボンボといったアンデスフォルクローレを代表する楽器による軽快な音楽に合わせて歌われるのだそうです。ますます意味不明の花祭りという日本題です。

ちなみに、この説明の中で『フォルクローレ』という言葉が多用されていますが、これは、、英語のfolkloreがスペイン語化したもので、言葉本来の意味としては、音楽のみならず民俗学、民俗的な伝承一般を指します。

しかし、日本では、ラテンアメリカ諸国の民族音楽、あるいは民族音楽に基礎をおいた大衆音楽を特に指して、このように呼ぶことが多いそうです。

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演奏例

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