楽譜のご紹介
「チャールストン」(Charleston:The Charleston、ないしCharleston, South Carolina とも)」は、チャールストン・ダンスの伴奏楽曲として書かれた、ジャズの楽曲。1923年にセシル・マック (Cecil Mack) が作詞し、ストライド (stride) のピアノ演奏法をもたらしたジェイムズ・P・ジョンソン (James P. Johnson) が作曲しました。
この曲は、アメリカ合衆国の黒人によるブロードウェイ・シアターのミュージカル・コメディで、1923年10月29日にニューヨークのニュー・コロニアル劇場 (New Colonial Theatre) で初演された『Runnin’ Wild』で大きく取り上げられました。ジョンソンは、サウスカロライナ州の荷役労働者たちの音楽から着想を得て、この曲を書いています。当時は、チャールストンと称されたダンスが流行りはじめていました。
1920年代のアメリカ、その時代の映像と、それを説明するときにバックに流れることの多い曲です。それだけ、アメリカの1920年代には爆発的なヒットとなり、当時の経験したことのないような好景気の時代の雰囲気にぴったりだったのだと思います。ちなみに1920年代は大正9年から昭和4年までになります。
しかし、そもそもチャールストンは地名です。その地名は、イギリス王チャールズ2世から来ていて、チャールズタウンという名称から来ています。フロリダ半島のすぐ上にある海岸線沿いの港湾都市で、1690年あたりではアメリカの5大都市の一つでした。今でも古い町並みが残っています。