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【無料楽譜】ビクター・ヤング『ジャニーギター 』(Johnny Guitar/Young)

スタンダード曲集
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楽譜のご紹介

こちらは、映画のテーマ曲で、それもいつものように相当古いです。朝鮮戦争が休戦となった翌年の作品です。今回調べて分かったことは、ジャニギターという曲の名前ではなくて、『大砂塵』という題名が日本名でつけられていたということです。うっすら記憶にありましたが、原題はジャニギター、そのままです。ペギー・リーの歌ではやったのだと思いますが、私にも何度か聞いた記憶があり、耳に残っています。

『大砂塵』(だいさじん、原題・英語: Johnny Guitar)は、1954年(昭和29年)製作のアメリカの西部劇。原作はロイ・チャンスラーの小説、製作会社は西部劇を専門にしていたリパブリック・ピクチャーズです。

原題のジョニー・ギターとは放浪する主人公(スターリング・ヘイドン)の名前ですが、彼を巡る二人の女性が実質的な主人公であり、女性同士の決闘が公開当時話題となりました。また、ペギー・リーが歌った主題歌『ジャニー・ギター』も世界的なヒット曲となっています。

この映画のテーマ曲は70年代ぐらいまではよく耳にすることがありました。元々は映画のテーマ曲です。それも西部劇のテーマです。で、このジャニギターはなにかというと、主人公ではないが主人公並みの扱いを受ける準主役の流れ者のあだ名です。そして、このギターとつくのは文字通り、ギターをいつも持って歩いているところからきていると思います。映画の内容は、なんとなくその後に作られた日活の『ギターを持った…』を連想させます。ただ、曲は単純ですが、悲し気な感じがとても心に残ります。

20年ぐらい前にテレビの洋画劇場で初めて、この曲のもととなる映画を見て、ちょっとがっかりした記憶があります。映画のタイトルは『大砂塵』というものでしたが、『大』とつくので、相当迫力のある映画だろうと思っていたら、映画としてそんなスペクタクルもないし、どちらかというと花のない映画で、この悲しげな曲だけが、先行してはやっていたのだろうと思いました。というか、できたのが、1954年ということで、この時代ではこのようなタッチの映画は早すぎたような感じがします。当時はもっと華やかな映画が全盛の時代だったように思います。この曲の悲しい響きが、日本人には響いたのかもしれません。

≪映画のあらすじ≫
まだ鉄道も通っていない鉱山の町に流れ者のジョニー・ギターが現われ、昔の恋人だった酒場の主人ヴィエンナの元に身を寄せます。ヴィエンナはこの町に鉄道を通そうとする野心を持っていました。

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しかし、無法者のダンシング・キッド一味との関係からヴィエンナは町の人々から嫌われていました。

そんなヴィエンナを追放しようとしていたのが、ダンシング・キッドに恋心を寄せていたエマで、両者は一触即発の状態にありました。

ダンシング・キッド一味が銀行強盗を働いてその場にヴィエンナとジョニー・ギターが居合わせたことから、町の人々はついに、ヴィエンナを許せず、暴徒と化してヴィエンナの酒場を破壊するという物語なのです。

あくまで、主人公はヴィエンナであり、サブはエマで、ジャニギターという流れ者は、主人公ではないような位置づけです。ただ、だから普通の西部劇と違い、どこかもののあわれというかそんなものも感じられるとも解釈できなくはないような気もします。

ヤングの曲は何曲目になるのか、結構、あげています。いい曲ばかりです。それで、この曲の歌詞ですが、ザックリいうと内容は流れ者のジャニギターと呼ばれる男をみんな悪く言うけど、私はずっと愛しているわ…という内容です。エンターテイメントとしては、曲は成功しているのだろうと思いますが、映画のほうは印象が薄い内容と思います。こんなタッチの映画音楽として思い浮かぶのが『黒いオルフェ』『イルカに乗った少年』死ぬほど愛して鉄道員です。どれもよく聞いたら、ギター・・・。

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演奏例

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