楽譜のご紹介
この曲は、1972年昭和47年5月にリリースされました。この年は、年の初めにいろいろありえないようなことが起こりました。
華やかなこととしては、札幌冬季五輪が印象に残ります。とても残念な結果のアイススケート男子500M、鈴木恵一選手を今度こそという思いで応援していました。足のサイズが24CMぐらいだったと思うのですが、そんな体格で、野獣のような海外の選手と戦う日の丸戦士、…残念でした。白い恋人たちというフランス映画(グルノーブル冬季五輪映画)がありましたが、そこに小柄な鈴木恵一選手が、必死に滑走している様子がちらっと映っていて、惨敗の結果に、なんとも歯がゆい感じを持っていましたのでなおさら応援に熱が入ってしまったのです。しかし、同じ日の丸を抱いて、飛行隊(ジャンプ男子)が金銀銅を独占という痛快な結果も残しました。
そうこうしていると、ある日、とんでもないニュースが流れました。フィリピンにいた元日本兵、横井正一さんの出現です。まるでおとぎ話のような内容です。横井さんは、戦後28年を戦時と思って暮らしていたのでした。『恥ずかしながら・・・・。』というフレーズから、本人は、まさしく真剣そのもので、何度もなされた投降にも応じなかったわけです。
事件の前後の時間はどうもはっきりしませんが、そんな中の、あさま山荘事件でした。すべて、この2月に起こったことです。
そして、梅雨に入る前の5月に、この曲はリリースされるわけです。三善英史さんは、ちょっと中性的な感じと、線が細くて影がある感じに、このとんがったような声で非常に印象に残る曲でした。
そのあと、ニクソンの電撃中国訪問、田中角栄内閣誕生、日中国交回復など、いろいろありました。この当時、『眠れる獅子(中国のこと)を起こしてしまった』という評論をする人もいました。まあ、そんなことはいいとして、楽譜をちらっとどうぞ。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
楽譜販売サイトのご案内
個の楽譜は、楽譜販売専門サイトのこちらで販売中です。トランペット以外にフルート、アルトサックス、トロンボーンの楽譜もございます。PCでご覧の方は楽譜をクリックすると販売サイトにとび大きな画像で見られます。