楽譜のご紹介
トゥルー・ラヴ」 (“True Love”)は、アメリカの作曲家コール・ポーターの作詞・作曲した歌曲です。「トゥルー・ラヴ」は1956年のチャールズ・ウォルターズ監督によるミュージカル映画『上流社会』(High Society)の挿入曲であり、オリジナルの歌手はビング・クロスビーとグレイス・ケリーのデュエットでした。グレイス・ケリーはのちに、モナコ国王に嫁ぎ、話題となりました。女優の中でも、かなり評価の高い美女ということになっていました。
1956年の制作ですので、リアルタイムで見たわけではありませんが、だいぶたってから、年末のテレビの特番の洋画シリーズで見ました。
見たのは1970年代だったと思いますが、当時は年末のテレビの民放の深夜放送には結構、フランクシナトラなどの主演の映画などが流れていました。たぶん、その後の寅さんみたいな感じで流していたのだと思います。(セブン・イレブンなどもなく、テレビ局は年末、お休みをとるための番組編成をしていたと思います。)で、肝心の映画の内容は覚えていません。ただ、クロスビーだけでなく、シナトラやルイ・アームストロング、グレースケリーなどが出ていたと思います。映画的には、オールキャストにありがちな面白みのないものでした。
曲のほうは、アメリカの『ビルボード』誌では、1956年11月10日に週間ランキング最高位の第5位を獲得しました。同誌の1956年年間ランキングは第14位です。同年アカデミー賞歌曲賞にノミネートされましたが、受賞には至りませんでした。