20世紀後半、日本では大阪の朝日放送が吹奏楽による演奏をスポーツ中継のテーマとして長く使っていたため、近畿地方では一般的に知られていた曲だそうで、あまり東京以西に住んだことがないので、初めて知りました。しかし、メロディは知っていたので、無意識に何かの拍子に聞いていたのだろうと思います。
シュランメルというのは,一種の民謡のようなものをさすようで、人名ではありません。(訂正、人名です。)人名とすっかり思い込んでいました。(それでいいのです。シュランメル兄弟の名が由来で当時はやった民族音楽ということでした。あさはか)調子がいい曲で、ある意味、植木等の『金のないやつはおれんとこへ来い!』みたいな強がりを言っているような曲だそうで・・・。
19世紀末に負けた戦の憂さを晴らすために酒場で歌うために作られた曲なんだそうです。真偽のほどはわかりません。もっと先のほうも楽譜にしたかったのですが、うまくいきませんでした。そのうち時間が出来たら、追加したいと思います。
オーストリアのヴァイオリン奏者ヨハン・シュランメル(Johann Schrammel, 1850-1893)作曲によるシュランメル音楽ということです。では、シュランメル音楽というのは、というと、19世紀後半にオーストリアの各地のワイン居酒屋ホイリゲや宿屋で演奏を行い人気を博していたシュランメル兄弟を中心として演奏された楽曲のスタイルで、その後のシュトラウス2世などにも影響があったといわれています。この音楽のベースにあるのは、オーストリアやハンガリー、モラヴィアなどの様々な民族音楽、民謡や行進曲、ワルツやポルカなどの舞曲などだといわれています