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【無料楽譜】コンヴァース『いつくしみ深き』(What a Friend We Have in Jesus.)

世界の名曲集
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楽譜のご紹介

讃美歌312番『いつくしみ深き』は、1855年にアイルランド生まれのカナダ人、ジョセフ・M・スクリーヴェン(1820~1886)により書かれた詩に、1868年にアメリカ人のチャールズ・C・コンヴァース(1834~1918)の曲をあてて、完成されます。

 すなわち、スクリーヴェンの詩に合わせてコンバースが作曲されたわけではありませんでした。彼の故郷ペンシルヴェニア州のエリーという町を描いた器楽曲『エリー』として、まったく意識せずに、作曲されたのです。

 コンヴァース(Charles Crozat Converse)は1832年10月7日マサチューセッツ州Warrenで生まれました。学校で法律と哲学と音楽を勉強し、法律家として成功しています。音楽に関しては、ドイツ留学時代(1855-1859)に音楽理論と作曲を修めました。 そして弁護士活動を続けながら多くの曲を書き続けました。彼の音楽はジャンル がひじょうに多彩で、弦楽四重奏、カンタータ、オラトリオ、合唱曲、ゴスペル、 更には交響曲にまで及んでいます。

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 コンヴァースがこの曲を書いたのは1868年のことで、Erie というタイトルでした。 当時は特に歌詞は無かったようです。ここでこのErieというのは人名ではなく 五大湖のエリー湖のことで、おそらくエリー湖を称える歌であったとおもわれます。

 これをウィリアム・ボルコムという音楽家がスクリーヴェンの詩に合うように編曲し讃美歌312番になりました。この曲は各国でさまざまな歌詞がつけられ、今日に至っても非常に多くの人びとに愛唱されています。現代では『星の界』は知らなくても、この讃美歌は知っているという人も多いようです。

 個人的には、唱歌だとばっかり思っていました。

 星の界(ほしのよ)は明治43年に『星の界』(作詞 杉谷代水)として『中学唱歌』(田村虎蔵編)に登場、いわゆる文部省唱歌として歌われ続けてきました。昭和45年からは現在の『星の世界』(作詞 川路柳紅)という名で音楽教科書に載るようになりました。この曲は讃美歌312番(What a Friend We Have in Jesus)のメロディがそのまま使われています。また、讃美歌といっても宗派によって題名や詞の表現の仕方が違ったりして、よくわからないので、ここでは触れませんが、通りがいいということで『いつくしみ深き』にしました。

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演奏例

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