楽譜のご紹介
「バヤ・コン・ディオス」(スペイ ン語: Vaya con Dios))はスペイン語で文字通りは「神と共に行きなさい」、通常は「「さようなら」の古語、詩的な表現の「さらば」というような意味で、ここでは1952年にラリー・ラッセル(Larry Russel)、イネス・ハメス(Inez James)、バディー・ペパー(Buddy Pepper)が1952年に発表した愛と別れの歌を指します。翌1953年にレス・ポールとメアリー・フォード(Les Paul and Mary Ford)とがレコーディングした歌が米国だけでなく、世界中でヒットしたことで、たぶん私も知っているということになったのだろうと思います。日本では江利チエミさんの歌で知られています。
調べると、この曲にあてた歌詞は歌い手によって、微妙に変えられたようで、スペイン語で歌っているナット・キング・コールの歌詞の内容はこんな感じです。
別れの時が来た
心は沈黙の中で suspira と言ってため息をつく
神と共に行って、私の人生、神と共に、愛する人
どこへ行くにしても、私はあなたと一緒に行く
私の声を聞いて、甘い愛よ
私のように考えて、いつも見ていてほしい
朝日が幸せをもたらす
神と共に行って、私の人生、神と共に、愛する人
という直訳が出てくるのですが、ちょっとよくわからないのです。ただ、以前に調べた時には、臨終を迎える人に向けて歌った歌というニュアンスが込められているのだということが言われていたと思います。それのほうが、この曲の雰囲気にぴったり合っているように思います。