楽譜のご紹介
この曲を日本的な感覚で民謡だということで、聞いていたら大間違いで、1902年の作で、イタリアの首相がソレントへ来るというので、なんとか、アピールして経済援助が得られないかと考えた市長が作らせた曲なのだそうです。
そういえば、フニクリ・フニクラもCMソングのはしりということで、1880年代に作られています。また、オ・ソレ・ミオのほうは、1898年作なんで、どうもそのあたりに集中しています。
もしかしたら、19世紀から20世紀初頭に何かあったのでしょうか。商業主義の台頭ということなのでしょうか。いずれにしろ、今も世界的に有名な曲となっています。
1993年に放送されたテレビドラマ『白鳥麗子でございます!』のオープニングテーマとして、耳にしていましたが、その歌い上げるところが、お嬢様の高揚する気分を表すものとして使われていたように記憶しています。また、エルビスプレスリーのサレンダーという題名でも1960年代にはやっていました。
もともとのこの曲の歌詞はソレントというところの風光明媚なところを歌い上げるものが、その後、私を捨てた君よ、ソレントへ帰ってきてくれということになったらしいです。で、そのソレントはどこかというと・・、
当たり前ですが、ナポリの近くで、ポンペイも近く、岬になっているところのようです。