楽譜のご紹介
今はカラオケがなければ歌なんか歌いません。なかなかアカペラで歌うなんてことはないですが、カラオケ以前は歌うほうも聞くほうも根性を決めて、取り掛かっていたように思います。
そんな中で、ロシア民謡というのは割とくみしやすいもので、よく歌われたのだと思います。まあ、民謡ということで、日本の民謡を歌う時と同じようなもの、みんなと分かち合う気持ちがあったということだと思います。
しかし、これは、戦後の労働組合の運動などの一環として、ロシア民謡を歌おうというようなこともあり、一概に言えないところがあります。
しかも、民謡といってもソ連時代の国策歌謡の部分もあるようで、それを日本ではロシア民謡という受け止めをしたということもあります。作曲家・作家・民謡研究者のイワン・ペトローヴィチ・ラリオーノフが1860年に作詞・作曲した作品です。この歌の初演は、ラリオーノフが音楽を書いたサラトフのアマチュア劇団の芝居で、舞台上で歌われたものです。
また、「カリンカ」とは、樹木のガマズミやその近縁種を意味するロシア語「カリーナ」を『カリーナちゃん』みたいな表現にした時に出る言葉だということです。ではガマズミとはどんなの…。葉っぱは野イチゴのような葉っぱで、実をつけ、庭に植えて楽しむ場合もあるみたいな草木だそうです。