楽譜のご紹介
ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』のために作曲した劇付随音楽の1つです。
イプセンの依頼により、いったんは断りますが、結局、グリーグは劇音楽 「ペール・ギュント」 を作曲しました。
ここで、劇音楽というのが、出てきますが、自分なりに理解した内容は、無声映画がその雰囲気を出すのに楽団が音楽をつけていた、そんな感じの状況だと思います。そんな感じで、23曲からなりますが、独唱あり合唱ありで通常の演奏会には向かないため、後にオーケストラの曲だけ8つ選んで、それぞれ4曲づつにまとめ、
第一組曲(1.朝 2.オーゼの死 3.アニトラの踊り 4.山の魔王の宮殿にて)
第二組曲(1.イングリッドの嘆き 2.アラビアの踊り 3.ペール・ギュントの帰郷
4.ソルヴェイグの歌)
と名付けました。
そして、この内容です。元祖、わかっちゃいるけどやめられない、大ぼら吹きで嘘つきで、見栄っ張りの放蕩息子のペール・ギュントが悪さを尽くしてきて、その人生の終わりを迎えるにあたり、ずっと変わらず待っていてくれたソルヴェーグの元に戻るという、そのソルヴェーグのずっと待っているという心情を歌った歌です。
もともとが、イプセンの戯曲だったということで、私も世界史でイプセンという名は記憶していましたが、何をどうしたかという内容までは学ばず、半世紀過ぎてやっと、そのかけらを学ぶことになりました。なるほど…。歌詞の内容はこんな感じです。
1960年代に日本でも大変人気のあったトランぺッターにニニ・ロッソというイタリア人のトランぺッターがいました。最近、急にYouTubeで載ることが多くなって、いろいろ懐かしんで聞いていたら、この曲にぶち当たり、そういえば、こんな曲もあったなあということで上げておきます。下の