楽譜のご紹介
いかにもの曲です。吹き始めの曲としてはいいかもしれません。この曲も無理がないので、中学生のときに良く吹いていました。トロンボーンだったのですが、トロンボーンが田舎では売っていなくて、トランペットを買ってもらって吹いていたのです。
TOKANというメーカーのボロボロな新品(9800円)でした。中を見ると溶接のあとなのか、接合部分がはっきりとわかるような雑な楽器でした。
それから日本の楽器も随分進歩したのだと思います。その後、ヤマハが管楽器を始め、今に至っているのです。
yamahaのトランペットの出始めのときに、日野皓正さんが、TVで宣伝していました。『恋は水色』という題名の曲を普通に吹いていました。トランペットのTVCMがあったんです。それほど、子供が多かったということなのか、吹奏楽が盛んだったのか、どっちかわかりませんが・・・。
そんなことはともかく、この曲も当時流行していた曲のひとつです。よくラジオでも流れていました。
イングランド民謡のこの曲の題名をながいこと、自然の美しさをたたえる曲だと勝手にイメージしていましたが、もともとはグリーン・スリーブスという人名ということです。しかも女性のことであり、直接、自然をたたえる内容はこれっぽちもないということです。歌詞の内容をご紹介します。
ああ、私の愛した人は何て残酷な人、
私の愛を非情にも投げ捨ててしまった。
私は長い間あなたを愛していた、
側にいるだけで幸せだった。
グリーンスリーヴスは私の喜びだった、
グリーンスリーヴスは私の楽しみだった、
グリーンスリーヴスは私の魂だった、
あなた以外に誰がいるだろうか。
ということです。