楽譜のご紹介
なぜ、この曲を知っているかというと、理由は定かではないですが、間違いなく戦後のある時期にラジオでかかっていたのだと思います。いろいろ調べると、日本人では、江利チエミさんが、カウントベイシー楽団来日の際に一緒に歌っています。1960年代の初めです。多分、戦後のダンスの流行に呼応して、これらのダンス音楽も盛んに放送されたのだと思います。
この曲の”(The) Carioca”は映画”Flying Down to Rio”という1933年の映画の中で振り付けられたダンスの名前と同時に、ヴィンセント・ユーマンズの作曲した曲の名前として、有名になりました。アリス・ジェントル、モビータ・カスタネーダとエタ・モーテンによって、映画の中で歌われもしていて、フレッドアステアとジンジャー・ロジャースによって社交ダンスの新しい形態として踊られています。
この曲も古すぎて、検索すると、バンドの『カリオカ』ばかりが出てきます。そこで、キャリオカにしました。これも、著作権が切れているので、当然ながら、昭和の初期の流行の曲です。映画音楽です。