楽譜のご紹介
組曲『ペール・ギュント』は、ノルウェーの作曲家グリーグ(グリーク)による1875年の作品です。
元々は、1876年に初演されたノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント (Peer Gynt)』の劇音楽だった。後に全27曲の劇音楽の中から8曲が選び出され、4曲ずつそれぞれ第1組曲、第2組曲と改作されました。
今回の楽譜は『アニトラの踊り』ということですが、「アニトラ」とは、主人公ペール・ギュントの財産を狙って妖艶なダンスで誘惑しようとする中東のある部族の娘をさします。もともとペール・ギュントは放蕩息子で、それゆえ、故郷を離れ、放浪の旅に出ますが、その途中でいろいろな目にあいます。
ペール・ギュントはまんまと騙されて、砂漠で身ぐるみ剥がされてしまう。ペール・ギュントは騙されるだけでなくて、騙しもしまし、山っ気もあるので、いろいろなことを経験していきます。