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【無料楽譜】スーザ作曲『海を越えた握手』(Sousa Hands across the Sea)

行進曲集
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楽譜のご紹介

この曲は、アメリカの作曲家ジョン・フィリップ・スーザの吹奏楽のための行進曲(1899)。原題《Hands across the Sea》。

このスーザの曲は題名もインパクトがあって、有名なのだと思います。調べてみると、曲のできたはっきりした理由があいまいなようです。一説には、フランス万国博覧会を記念して作曲したともいい、外地で米軍がイギリス軍に助けられたことに感動して作ったともありますが、どちらが真実かはわかりません。

ただ、初演で観客に促され3回も演奏したそうで、100年以上前なら、そうかもしれないと思います。今なら、どうってことなく聞けますが、当時としては、そのスピード感やスリリングで変化に富む感じは聞くものを虜にしたということだろうと思います。

20世紀はスピードの時代でした。自動車の普及、飛行機の発明など、スピードが善という風潮がその後のジャズの動きにもあり、そんな影響もあったのだろうと思います。

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かつての一回目の東京オリンピック開催時にもこの「海を越えた握手」が演奏されたのだといいます。世界の行進曲を10曲演奏したうちの一曲だったということです。確認は取れませんが、まあ、そんなこともあったかもしれません。独特の節回しの昭和天皇の開催の宣言やファンファーレ、そして酒井義則さんの聖火のほうが印象が強く覚えていません。友達の親戚のうちが電気店だったので、その居間で人生初めて、カラーテレビで見ましたが、正座して見た記憶があります。当時は、小学生でも正座しなければならないとしつけられたのだろうと思います。

そして、その後、中学生になって、吹奏楽部に入り、トロンボーンで、この曲を演奏したことがあります。ただ、ここで上げている楽譜は随分と難しくなっちゃいました。高音が多すぎると思っています。しかし、今はどうか知りませんが、田舎の辺鄙な中学校にスーザーの楽譜やら、レコードが何で、山ほどあったのか、今思えば不思議です。誰か寄付でもしてくれたのか、それとも、米軍キャンプがあったので、何らかの関係があるのか、今となってはわかりません。

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演奏例

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