『波濤を越えて』(はとうをこえて、スペイン語: Sobre las olas)はメキシコの作曲家フベンティーノ・ローサス作曲のワルツで、1884年発表の曲です。英語の題名として、「Over the waves」とつけられる場合もあります。
1868年、メキシコ・サンタクルスで生まれたローサスは、幼いころから音楽関係の仕事に就いて生計を立ていて、12歳で市内で最も有名なダンス・バンドに加わりヴァイオリンを演奏していました。10代前半で有名な歌手アンヘラ・パラルタの伴奏者を務めるようになったりもします。音楽教育も国立音楽院に2度入学して一時的に学んだものの、ほぼ独学でした。しかし、26歳の若さで世を去ってしまいます。亡くなる3年前に作曲されたのがこの「波濤を越えて」です。
この曲もあまりにも有名ですが、メキシコ人の作曲とは、知りませんでした。このところ、ワルツが続いていますが、この波濤を越えて、を加えるとドナウ河の漣とスケーターワルツとで、似たような曲調にどれがどれなのか、ますます頭の中が混乱するような感じになります。
トランペット楽譜
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トロンボーン楽譜
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アルトサックス楽譜
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フルート楽譜
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