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【無料楽譜】ジョプリン『メイプル・リーフ・ラグ』(Joplin Maple Leaf Rag)

クラシック曲集

 『メイプルリーフ・ラグ』(Maple Leaf Rag)は、1899年にスコット・ジョプリンが作曲したピアノのためのラグタイム。「オリジナル・ラグ」(オリジナルラグス)の次に作曲され、映画『スティング』のBGMに使われました。「ジ・エンターテイナー」と同じ位の知名度を誇っています。メイプルリーフは英語でカエデの葉のことです。もともと、19世紀末から、数十年の間大ブームになったシンコペーションの曲で、その代表のような曲です。


 言わずと知れたシンコペーションを広めた曲となるわけですが、中学生の頃に、このシンコペーションを理屈で教わったために、しばらくトラウマになっていたような気がします。その後、大人になっていろいろな音楽を聴いて、なんということもないようになりました。今の若い人には考えられないでしょうが、流れる音楽の量が圧倒的に少なかったせいだとおもいます。

 「シンコペーション」により、拍の弱部を強調する事によって、従来のクラシック音楽とは異なる印象を与えることができます。

 音階的には音階が上がるとき(アップビート)よりも下がるとき(ダウンビート)に拍が強調され、これは「裏拍の強調」とも呼ばれ、聴く者に意外感を与える効果を持つのです。

 また「シンコペーション」の別定義では「中間音の省略」といった記述もあり、これは小節の間、もしくはその終わり、あるいは小節から小節へ移るとき、休止符を置く、または音符そのものを省いてしまうことにより、リズムにスピード感が増し、それが結果的に曲そのもののスピード感を増すことにもつながります。

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 この「裏拍の強調」はその後の「ジャズ」にも受け継がれ、今日のロックやポップスなどのポピュラーソングの基本として、その手法は健在である。また、そのスピード感の強調はヨーロッパへ輸出され、いわゆる「ユーロビート」の源流となるのです。

 自由な演奏を彷彿とさせる曲が多いが、クラシック音楽と同様に即興性はほとんど無く、キッチリと作曲されていて演奏も楽譜どおり正確に行われることが多い。

 と、説明が長いですが、今はシンコペーションなどといって、構えなくても、そこら中がシンコペーションだらけであり、頭で理解する必要もないでしょう。

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Cベースの楽器用に追加です。

演奏例

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