トスカのあらすじ
トスカというオペラの本当に簡単なあらすじをご紹介します。このトスカの初演は1900年ですが、舞台は1800年のイタリアです。当時は共和制崩壊後の王政であり、共和主義者への弾圧がひどい時期だったのです。そんな中で、ローマの歌姫、それがこの題名でもあるトスカです。結末は、この女性が共和主義の恋人が銃殺になるのを助けようとして、追手の警視総監に身を売るのと引き換えに恋人の共和主義者を助けるように頼み受け入れられました。銃殺時は空砲にすることになったのですが、警視総監に裏切られて、恋人は本当に銃殺となってしまいます。このことで、トスカも自殺してしまいます。
トスカという題名はよく耳にするものの、そして、曲は知っていても、内容が分からないということが私にはよくあります。オペラ「トスカ」第三幕で、間もなく銃殺される画家カヴァラドッシが、明け方の星に、トスカとの愛を想い、泣きながら歌うアリア・・・なんだそうです。
歌詞の内容
この曲で何が歌われているかというと、次のような和訳になります。
星は輝き、大地は芳しく
菜園の扉が軋み、
砂土に軽く触れるような足音がして
彼女が芳香を纏って入ってくる
ああ、あの甘いキス、誘うような抱擁
震えながらヴェールをとり、彼女の姿を露にした!
僕の愛の夢は永遠に無に帰した。
時は過ぎ、
絶望の中に僕は死ぬ、絶望の中に僕は死ぬ。
今ほど命を恋しく思うことはなかった!
プッチーニはヘビースモーカーだったそうです。死因は咽頭がんで65才で死亡しました。私は、15年ほど前に禁煙しまして、今は嫌煙家になりました。一日40本吸っていましたが、もう遠い昔のことのようです。禁煙成功のコツは、吸いたいと思う気持ちはほんの数秒だけであることを知ることです。一日いっぱい我慢するわけではないことを知ることだと自信をもって言えます。一瞬よぎる自分のタバコを吸っている姿をごみ箱に捨てるようにイメージするのを一日、何回か繰り返すだけです。もし、あのまま、喫煙していたら、今はラッパを吹いていなかったかもしれないとも思います。