【トロンボーン用無料楽譜】ショパン作曲「ポロネーズ第6番変イ長調」作品53(Chopin : Polonaise No.6 “Heroique” Op.53)

クラシック曲集
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演奏例

楽譜のご紹介

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この曲の時代背景

この曲はちょうど2月革命がフランスで起こる6年前の1942年できた曲です。そこで、ショパン自身の意図とは別に『英雄ポロネーズ』という副題がついたといいます。では、フランスの二月革命とは何か。

1848年2月22日から24日にかけて、パリを中心とする民衆運動と、議会内の反対派の運動によって、ルイ・フィリップの王政が倒れ、共和政が成立した革命をさします。この革命は単にフランスのみならず、オーストリア、プロイセン、イタリアなど西ヨーロッパの諸民族にも大きな影響を与え、さまざまの政治的変動をヨーロッパに生み出したものとして記憶されています。

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革命を勃発(ぼっぱつ)させた根本的な原因は、イギリス産業革命の波がフランスにも及んで鉄道建設や紡績業が導入され、旧来の手工業と農業中心の社会が変わり始めた結果です。

市場向けの生産、取引や交換が活発化すると、貧困と失業が増え、社会に不安と動揺をもたらします。18世紀の末、60万人であったパリの人口は、100万人を超え、下町は貧しい人々であふれたのです。工業化と都市化が生み出した矛盾は、顕在化して、社会主義や過激思想となって表現されていきます。

二月革命の直接の引き金は、1845年から46年にかけての農作物の不作でした。凶作による食料品の値上り、それによる労働者の窮乏、さらに農村の購買力の減少などが、やがて工業製品の売れ行き不振となり、倒産や失業者の増加に結びついてゆきます。深刻な経済危機は、やがて政治的危機に発展しました。

他方、選挙制度はあったものの、200フラン以上の納税者でなければ選挙権がなく、ルイ・フィリップ治下の議会では、不満がくすぶっていたのです。王党派のなかにも、選挙法の改革を主張する者が少なくありませんでした。野党議員たちは、公然たる反政府運動が抑えられていたので、「宴会」に名を借りて市民を結集し、改革運動の盛り上げを図りました。パリのみならず、地方都市にもこれが波及しパリを中心とする民衆運動と、議会内の反対派の運動によって、ルイ・フィリップの王政が倒れ、共和政が成立しました。

ショパンの曲はなかなかトランペット用の楽譜にはしにくいものが多いです。その原因のひとつが、音階的に上がったり下がったり、そのスケールが大きいということがあります。この曲も同じで、前奏部分のところをカットして、主題となるところからはじめています。もともと、上下動の音の移動がなるべく口を変えずに曲の中で実行できるようになるのを目的にしていましたので、前奏部分はいいかなあと思って作っていました。いつものように、B♭トランペットのページに音源などありますので参考にしてください。

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