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作曲者略歴
作曲者のブルクミュラーはドイツのレーゲンスブルクで生まれました。父はオルガン奏者・指揮者のヨハン・アウグスト・フランツ・ブルクミュラー(1766年-1824年)で、後にデュッセルドルフ市音楽監督となりました。
1832年以降は1874年に没するまでパリを中心に活動し、ピアノの小品(「25の練習曲 Op.100」や「18の練習曲 Op.109」など)や少数のオペラ、バレエ音楽などを作曲しています。アドルフ・アダン作曲のバレエ「ジゼル」の第1幕後半に「村娘のパ・ド・ドゥ」と呼ばれる5曲からなる部分を追加作曲しており、管弦楽作品としてはこれが最も聴く機会の多いものです。他にバレエ曲「ラ・ペリ」(ポール・デュカスの作品とは別物)など。
この曲の題名がどうもピアノを始める小さな子供にとっては、いきなり『スティリアの女』と若干ぶっきらぼうで、可愛くないです。この曲の題名のフランス語の読みは、スティリエンヌということで、パリジェンヌと同じです。『パリの女』という乱暴な言い方はしないはず。少なくとも、日本語のニュアンスでは同じ意味ということではないでしょう。それだけ日本語がニュアンスを伝える能力があるのであるから、日本語の題名をもうちょっと工夫すべきだと思います。