【アルトサックス用無料楽譜】シューベルト作曲 歌曲集「冬の旅」より菩提樹(Schubert: Der Lindenbaum)Altosax sheet music

クラシック曲集
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楽譜のご紹介

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アルトサックス用も上げておきます。
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曲の由来

この曲を作るまでのシューベルトの健康は、1823年に体調を崩し入院して以来、下降に向かっていました。友人たちとの交流や旅行は彼を喜ばせましたが、体調は回復することはなく、経済状態も困窮のまま、性格も暗くなり、次第に死について考えるようになります

シューベルトには10代の頃から死をテーマにした作品があり、家族の多くの死を経験したことからも死についての意識は病気以前からあったと考えられています。マイアホーファーはシューベルトが『冬の旅』の詩を選んだことを『長い間の病気で彼にとっての冬が始まっていたのだ』と回想していますが、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウはこれについて「原因と結果を混同している」と指摘しています

とりわけ、ベートーヴェンの死は、彼に大きな打撃を与えました。シューベルトがミュラーの『冬の旅』と出会ったのは、1827年2月のことでした。シューベルトは前半12曲を完成させ、友人たちに演奏したが、あまりの内容の暗さに彼らも驚愕したといいます。友人の一人 フランツ・ショーバーが「菩提樹は気に入った」と口にするが精一杯でした。

シューベルトはこの12曲で作品を完成としましたが、続編の存在を知った彼は再び作曲に取り掛かり、続編の後半12曲を10月に完成させます。第1部は1828年1月に出版。第2部は彼の死後の12月に出版されました。

Cのところでも、ご紹介していますが、『菩提樹』というと、日本人ならば、お釈迦さまの悟りを開いたといわれるところにあった木ということになると思います。しかし、シューベルトの取り上げた木はそれではありません。日本人になじみがなかったのでそうしたのか、それとも、明治初期だったための誤訳だったのか、わかりません。ちなみに、菩提樹というのは、菩提がゴータマ・ブッダの別名であったボーディー から来ているそうで、要は、仏陀の木という意味なのだそうです。しかし、これも諸説あり、仏陀の木はガジュマルであるという説もあるようです。

演奏例

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