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【無料楽譜】パラディス作曲シチリアーノ (Paradis Sicilienne)

クラシック曲集

 マリア・テレジア・フォン・パラディス(ドイツ語: Maria Theresia von Paradies or Paradis, 1759年5月15日 ウィーン – 1824年2月1日)は、オーストリアの女性音楽家(ピアニスト、歌手 )、作曲家。若い時に失明しています。苦労して音楽を学んでいたようです。そして、演奏家として、そのいい聴力を生かして活躍したようです。また、この曲はパラディスの作ではないというようなことも言われています。

また、パラディスの正式名は、マリア・テレジア・フォン・パラディスで、オーストリアの女性音楽家、作曲家なのですが、このマリア・テレジアというのが、なんでついているのかわかりませんが、どうやら、父親が神聖ローマ帝国の皇后マリア・テレジアの宮廷顧問官だったので、それで付けたようで、秀吉と勝手に名乗る人がいるのと同じような感じだったようです。(違うかも?)

 モーツァルトの『ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調』はパラディスのために書かれたと言われています。

 パラディスの生まれたのが、1759年であり、亡くなったのは、1824年です。実にこの間に現れた音楽家も多いわけですが、その変遷を考えると、如何にヨーロッパ自体がフランス革命などを通して激動していたかというのが音楽やら、風俗やらでわかるというものです。

 この曲名が長い間わからずに、もやもやしていたのですが、やっとわかったので、上げます。

 そもそも、パラディスというのが、人名であることを知らなかったので、全然見当違いのことをしていました。もともとクラシックに詳しいわけでもないので、こんなことになるのだろうと思います。Paradis Sicilienne と並ぶので、シシリアの楽園?、シシリアは楽園?、楽園のシシリア?、となり迷路にはまり込みました。Paradisを多分『楽園』と早合点したのが原因でした。

シチリアーノまたはシチリアーナとは

 シチリアーナ(イタリア語:siciliana)とは、ルネサンス音楽末期から初期バロック音楽に遡る舞曲の一つ。ゆるやかな8分の6拍子か8分の12拍子で作曲され、ためらいがちにたゆとう曲想と付点リズムが特徴的で、通常は短調(もしくは自然短音階)をとります。器楽曲の楽章として利用されただけでなく、オペラ・アリアにも応用されています。

 シチリアーナは、おそらく「シチリア舞曲 danza siciliana」ないしは「シチリア風に A la Siciliana」に由来する女性名詞ですが、男性名詞であるシチリアーノ(siciliano)や、フランス語の女性名詞・シシリエンヌ(Sicilienne)も用語法として定着しています。

 古い時代のシチリアーナとして最も有名なのは、20世紀にレスピーギによって《リュートのための古風な舞曲とアリア》第3組曲の第3曲として弦楽合奏用に編曲された、16世紀イタリアの作者不詳のリュート曲でしょう。

 バロック時代の有名なシチリアーナには、ヘンデルの《リコーダー・ソナタ ヘ長調》HWV369の第3楽章(ニ短調)や、伝バッハ(偽作)の《フルート・ソナタ 変ホ長調》BWV1031の中間楽章(ト短調)が挙げられます。

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 シチリアーナのリズムは古典派音楽においても愛用され、モーツァルトの《ピアノ協奏曲第23番》や、ハイドンのオラトリオ《天地創造》のソプラノ独唱のアリアにも利用されています。チマローザの《オーボエ協奏曲》にもシチリアーナの楽章が含まれています。

 19世紀の間、シチリアーナによる有名な曲はほとんど産まれませんでしたが、世紀の変わり目にここでご紹介するフォーレによって、チェロとピアノのための《シシリエンヌ ト短調》が作曲されました。

 これは後にフォーレの高弟・ケックランによりオーケストラ用に編曲され、劇付随音楽《ペレアスとメリザンド》とその組曲版に挿入され、いっそう広く知られるようになりました。

トランペット楽譜

トロンボーン楽譜

アルトサックス楽譜

フルート楽譜

演奏例

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