曲の由来
無言歌集(むごんかしゅう)は、メンデルスゾーンによって作曲された一連のピアノ独奏のための作品集です。
ドイツ語の原題では“Lieder ohne Worte”(言葉のない歌)です。(英語では Songs Without Words, フランス語では Romances sans paroles と呼ばれます。)「無言歌集」と題して出版されたアルバムは、作品19、作品30、作品38、作品53、作品62、作品67、作品85、作品102 の全8巻があり、それぞれ6曲ずつの「無言歌」を収めています。
全部で48曲残された「無言歌」は、当時のドイツ・ロマン派音楽の中で作曲されたピアノの性格的小品集の中でも、最もよく知られた傑作の1つとなってます。これらの曲は、曲想が優美で温かく、技巧的にも難しくないことから、発表の当初から多くの人々に愛されてきました。ピアノ独奏用の「性格的小品集」は、シューベルト(1797~1828)の『4つの即興曲D899』が発端であると言われていますが、このメンデルスゾーン(1809~1847)の『無言歌集』やシューマン(1810~1856)の初期のピアノ作品群の影響を受けて、以降の多くの作曲家たちがこの分野で種々の名作を書いてきました。
楽譜にある曲は、作品30の第6っ曲としてメンデルスゾーン本人がつけた題名です。
楽譜の中の繰り返しの区間はオクターブ下げています。もっといい感じで吹きたい方で、オクターブうえでもふける方は、オクターブ上げてみてください
この曲は、どこか日本の演歌(江利チエミ さんの『酒場にて』に聞こえる)のようでもあり、フランス語の歌詞が合いそうで、歌詞をつけて加藤登紀子さんあたりに歌ってほしいと思いますが、無言歌ということで、メンデルスゾーン的には、歌詞なんかつけてほしくないという曲なのでしょう。
トランペット楽譜
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トロンボーン楽譜
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アルトサックス楽譜
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フルート楽譜
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