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【無料楽譜】 『君が代行進曲』

日本の名曲集

「君が代行進曲」は、明治時代の日本で制作された楽曲です。「君が代」をベースにした行進曲で、1890年頃に作曲されたとされています。

 作曲者は中村不折(なかむら ふせつ)と言われており、「君が代」という元々の国歌メロディを元に、管弦楽的なアレンジを加えた形です。しかし、途中から今の国歌と違う感じのメロディーが続きますが、こちらのほうは、よくわかりません。

 それと、この曲から思い出されるのは、アメリカの「国民の象徴(National Emblem March)」というマーチです。60年ぐらい前、中学入学してトロンボーン担当になり、この曲はあんまり難しくなかったので大好きでした。途中でトロンボーンが、米国の国歌をベースにした力強い旋律となり、力いっぱい吹いていました。一方で『君が代行進曲』は、あんまり記憶に残っていません。というか、トロンボーン以外のパートがちょっと難易度が高くてやらなかったのかもしれません。いずれにしろトロンボーンが日本国国歌をベースとしたメロディーを力強く演奏するスタイルということで、よく似ています。

 ちなみに「国民の象徴」は、エドウィン・ユージン・バグリーによって1906年に作曲され、アメリカ国歌「星条旗」のフレーズを巧みに取り入れたことで知られています。(一方、「君が代行進曲」は日本の国歌「君が代」を基にした行進曲であり、国歌の荘厳さを強調するアレンジが特徴です。)

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 両者ともよく似た形の行進曲ですが、もし「君が代行進曲」が「国民の象徴」から影響を受けているとすれば、それは行進曲という形式や、国を象徴する音楽の作り方において、共通のインスピレーションを共有しているからでしょう。具体的な証拠がないため、推測の域を出ません。

 また、「君が代」が最初に演奏されたのは、明治3年(1870年)9月8日、東京の越中島で行われた展覧練兵の際です。このとき、薩摩藩軍楽隊が演奏を担当しました。

ただし、この初演はイギリス人のジョン・ウィリアム・フェントンが作曲した初代「君が代」に基づいています。現在の「君が代」の旋律は、後に改訂され、1880年(明治13年)に宮内省雅楽課によって新たに作られたものです。

歴史の中で「君が代」は何度も形を変えながら、現在の国歌として定着しました。

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演奏例

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