楽譜のご紹介
クリスマスといえば、何よりも先に思い浮かぶ曲です。しかし、もともとはクリスマスの曲ではなかったといいます。元の題名は、One Horse Open Sleigh(1頭立ての橇)なんだそうです。橇とは「そり」のことです。私も初めて知りました。そして、「Gingl Bell」のGinglとは「チリンチリン」という音が鳴るということで、チリンチリンいうベルの音とでも訳せると思います。
子供の心をわしづかみするいい曲です。とてつもなく素晴らしいことが起こるような、そんな期待感あふれる感じにさせてくれた曲です。たぶん小学校4年生ぐらいまで、サンタクロースがいるんじゃないかと思っていました。月光仮面がなぜ近くに現れないのだろう、スーパーマンは弾よりも早いというけれど、目で見えるのかなあとも思っていた、今と違う情報不足の田舎の脳足りんの子でした。
そして、昭和30年代の我が家のクリスマスは、北国であったので、本当にホワイトクリスマスで、まだ舗装もされていない道はすべて真っ白に覆われて、きれいに仕上がり、別世界となりました。たまに、馬車が通りましたが、それとこの曲が結びつくわけもなく、ただただ、途中で止まって、山のようなうんこをする馬がなんとも人を食った感じで迷惑でした。
なんでも、西欧では車ができるまではもちろん馬車が主な交通機関でしたが、経済が発達したことにより、貴族の乗り物も庶民が使うようになるや、馬車だらけになって、通りを埋め尽くしたのだそうです。ということは、馬糞だらけになったということがあったそうです。だから、車の発明は画期的だったわけです。