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【無料楽譜】唱歌『夏は来ぬ』

日本の名曲集
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楽譜のご紹介

 何やら夏らしい言葉がちりばめられた詞がついている曲ですが、もともと北国育ちなためか、全く何一つ経験したことのないことだらけで、意味が分かりません。水田自体もめったに見たことがなかったのでしようがない。では、その詞をもとに、どういう情景か、解釈していきたいと思います。

一番
卯(う)の花の、匂う垣根に
時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ
一番の歌詞に出てくる卯の花とは、こんな花みたいです。


二番
さみだれの、そそぐ山田に
早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる、夏は来ぬ


 玉苗とは早苗のことを言い、夏の季語となるようです。また、早苗とは苗代から田へ移し植えるころの,稲の若い苗のことを言うとのことです。早乙女は若い女性、裳裾は着物の裾の意味だそうです。五月雨は、陰暦五月ごろに降る長雨。つゆ。梅雨のことです。

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三番
橘(たちばな)の、薫るのきばの
窓近く、蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる、夏は来ぬ

まずは橘の花を見てください。まさにこの時期に花を咲かすようです。柑橘系の身をつけるので、そのようなにおいが軒を追おうという情景を指すのでしょう。



 おこたり諌(いさ)むるは、怠ける心ではいけないと思ったとでも訳せばいいのでしょうか。その前の蛍がでてきますが、蛍の光を集めて、夜も勉強したという、中国の故事を意識して書かれたものだろうと思われるということです。ここまでくると、私の教養のないのがバレバレなので、あとは省略。いずれにしても、私が育った自然と全く違うので、果たして私は日本人なのかと思うほどさっぱりわかりません。

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演奏例

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