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【無料楽譜】民謡『北海盆歌』(Hokkai BonUta)

日本の名曲集

 そもそものこの曲の由来は、「べっちょ節」(炭鉱節)によるものです。口伝によるものに多いように、ちょっと猥歌として歌われていたようです。まあ、その方が盛り上がりますよね。そんな歌詞で、炭鉱労働者が盆踊りで盛り上がったと言うことです。

 この曲の印象に残っているのは、なんと言っても三橋美智也さんの歌声です。それもそのはず、この曲は戦後すぐに「北海民謡の父」といわれる今井篁山が歌詞・曲調を見直し、三橋美智也さんの歌によりレコード化したものです。それが、大ヒットし、全国的に知られるようになりました。たぶん、北海道という土地柄、この曲ができたころは、伝統的なものがほとんどないところ(戦後になって本格的に開拓されたところも多数)だったので、このような北海道を代表するようなものが、待望されたのかもしれません。

 北海盆唄は今も全国的にも知られた曲だと思います。ドリフのおかげなのか、人気がある曲だったのでドリフが採用したのか、定かではありませんが、多分、「いい湯だな」の例からすると、有名だったということだろうと思います。東京音頭のようなしゃれた感じはないですし、花笠音頭のような華やかさはないですが、力強さというか、ソーラン節に通ずるようなものがあるように思います。そもそも盆踊りの唄と言っても、花笠音頭は、その原曲が大正時代のものだそうですし、東京音頭などは中山晋平の作曲で、東京の某百貨店に頼まれて作曲したものです。北海盆唄なども広く知られるようになったのは戦後のことです。

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盆踊り自体はお盆の風習と深く関係し、起源を平安時代にあるとする研究もあるようです。江戸時代にはピークを迎えたようですが、それが、農村の性エネルギーの発散の場となり、既婚者でも一夜の肉体関係を結ぶようなことがあったのだとか(このことは何となく伝え聞いています)・・・。明治以降は、風紀を紊乱すということで、規制されて一時、衰退したといわれています。見たわけではないので、わかりませんが、そもそも日本文化には性を神聖視する風俗もあったようで・・・。

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