楽譜のご紹介
Somebody Stole My Gal(サムバディ・ストール・マイ・ギャル)は、アメリカの作曲家レオ・ウッド(Leo Wood、1882年9月2日 – 1929年8月2日)が、恋人を奪われた男性の悲しみを表現するために作曲した楽曲。
この曲の名声を高めたのは、1954年ころの、ピー・ウィー・ハント(Pee Wee Hunt、1907年5月10日 – 1979年6月22日)による演奏です。
ハントは、ウッドのSomebody Stole My Galをディキシーランド・ジャズ調に編曲しました。恋人を失ってうろたえる男の嘆きを、トランペットやトロンボーンの切ない音色に乗せて、ムードたっぷりのジャズの楽曲として、見事にアレンジしたのです。
ハントによるアレンジは、世界中の共感を呼びました。日本においても、1963年ころから舞台演劇の(土曜日の)テーマ曲として使用されていることにより、ジャズを日常的には聴かない者の間にまで広く知られるようになった。今では、日本でこのジャズの名曲を知らない者は誰もいない、とまで評されている。
ご存知、吉本喜劇のテーマになっている曲です。ちょっと中途半端な長さですが、いろいろなアレンジがありますので、それはそれとして、取っ掛かりにどうでしょうか。「誰かが俺の女を奪った」という訳になるようですが、よくある話ではあります。テネシーワルツの場合は、友達に奪われたので、とても切ない気持ちがしますが、こちらは、だれか知らないので、なんて間抜けなんだろうという感じがよく出ていると思います。その間抜けな感じが、吉本喜劇によく合っているんでしょう。
トランペット楽譜
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トロンボーン楽譜
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アルトサックス楽譜
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フルート楽譜
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