楽譜のご紹介
これまた、古い曲ですが、著作権フリーの曲となると基本的に作曲者が死亡して、70年以上たっていることと、出版社等の関係者の利権が絡んでいない楽曲ということで、どうしても驚くほど古い曲となってしまいます。ただ、スタンダードという意味では、この曲も生き残ってきた曲ですので、それなりに聞いたこともあり、評価され続けてきた曲といえると思います。
なんでも新しいものがいいというのは、社会が高度成長していた時のお話しとして、忘れましょう。世の中には、似たような曲が蔓延していることを考えると、こんな曲もいいのではないでしょうか。
クラシックの『韃靼人の踊り』ボロディンは空中浮遊感がありますが、こちらはどことなく、遊泳感のある曲で、大洋を泳ぐイルカになったような気がします。
邦題『太陽の東』といいますが、ちょっと通りが悪いので、そのまま、英語名でタイトルとしました。1934年ミュージカル『Stags at Bay(港で男だけのパーティ)』で使われた曲です。
このミュージカルはプリンストン大学の劇団トライアングル・クラブの出し物で、まだ大学2年生のブルックス・ボーマンが作詞作曲したものです。今でもこの劇団は、秋に学生たちが新作を発表し、冬休みの間アメリカ全土をツアーしているそうです。
Brooks Bowman (October 21, 1913 – October 17, 1937)ブルック・ボウマンがこの曲を作曲しました。
生まれた年から、死ぬ年までひいたら、たった24年でした。それも誕生日直前で亡くなっています。死因は交通事故です。
自身で運転していた車ごと壁に激突して亡くなっています。ちなみに、この曲を作ったのが、20歳の時です。ですから、たくさんの曲は残していません。その中で、スタンダードナンバーとして、特に50年代には盛んに演奏された曲です。
動画の真ん中あたりから、若き日のフランク・シナトラの歌声が流れます…..と紹介していたのですが、動画が削除されてしまいました。