楽譜のご紹介
作曲者のデローズですが、このブログでほかにオータム・セレナーデを紹介しています。こちらもなかなか、雰囲気のあるいい曲だと思いますが、あまり日本では一般的に知られていない気がします。デローズは1900年ニューヨークに生まれ、姉にピアノを教わっています。そして、高校卒業後、 G. Ricordi Co.につとめます。そして、ラジオショーのパフォーマーになり、以降15年間続きます。
ラジオで活躍中に、デローズはいろいろな作詞家と組んで作曲活動をし、その後、ブロードウェイのミュージカルの作曲もしています。主な作曲の活動は1930年から40年代にかけてです。
「夢のディープ・パープル」(原題: Deep Purple)は、ピーター・デローズが1933年、ピアニストの本人がピアノ作品として出版しました。それにミッチェル・パリッシュが詞を付けて、できたものです。ニノ・テンポ&エイプリル・スティーヴンズのバージョン(全米1位)で主に知られています。
翌1934年にはポール・ホワイトマンがビッグ・バンド用にアレンジした。1939年1月、ラリー・クリントン&ヒズ・オーケストラがミッチェル・パリッシュの詞を付けて発表。ビー・ウェインの歌を伴ったクリントンのバージョンは9週にわたってチャートの1位を記録しました。
亡くなったのは、1953年でした。
今回は、スタンダードナンバーの中で、著作権が失効している曲をご紹介します。メロディーラインがきれいで、簡単な曲です。この曲の歌詞を調べればわかるんでしょうけれど、なぜか、ロックのディープ・パープルの内容ばかりで、なかなか検索しても探せませんでした。