【フルート用無料楽譜】ブラームス『ハンガリー舞曲第6番』冒頭(Brahms Ungarischer Tanz Nr.6)Flute sheet music

クラシック曲集
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演奏例

J.ブラームス/ハンガリー舞曲  第6番

楽譜のご紹介


(以前あったものが、オリジナルの調ではないので、変更して、フルートで吹きやすい音域に収めました。また、汎用性のある楽譜も後半につけておきました。)
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この良く出てくるハンガリーというところがどんなところで、なぜブラームスがしつこく扱うのかがちょっと不明です。いつか時間があったら、調べようと思うのですが、当時のヨーロッパ諸国の中でハンガリーがどんな状況だったのか?で、何を表現している曲なのか・・・。

ハンガリーの当時の状態

調べました。当時のハンガリーは、オスマン帝国の支配下から脱却したものの、すぐに1699年からオーストリアの支配を受けます。19世紀前半、民族の独立をめざす運動が起こり、1848年独立宣言を行うが、弾圧されました。1867年、形式的に独立しオーストリア=ハンガリー帝国を構成することとなりました。ということでしたが、そのベースにあるのは、マジャール人とクロアチア人の対立での内紛とそれを利用したオーストリアの支配でした。1800年代中葉に独立戦争を起こすも、他のヨーロッパ地域はもう国民国家の動きがあったのに対して、ハンガリーの後進性というのは明らかと思います。そんな後進国的な見方をしていたのではないかとおもわれます。

それと、ハンガリーにロマ人(ジプシー)が多くいて、音楽活動も盛んであったという事実があり、そのロマの音楽を一緒に仕事をしていたレメーニというヴァイオリニストから教わったブラームスが、感銘を受けて、編曲という形でまとめたのがこのシリーズ『ハンガリー舞曲集』ということになったということです。その後、ブラームスはレメーニに盗作だと訴えられますが、編曲集ということで免れます。なんとなく、ブラームス、ずるい、と少し思います。結局、ハンガリーがどうこうというよりも、ロマの音楽に感銘したということです。

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