楽譜のご紹介
ヤングの曲ということで、これも映画のテーマソングです。1947年発表の同名の映画で、主演はマレーネ・デートリッヒです。
デートリッヒというと、私が学生の時に、一度リバイバル的に騒がれたことがありました。多分、当時の大人が懐かしんでのことだろうと思います。リリー・マルレーンという曲がよく流れていました。そして、この曲ですが、ヤングの『ジャニ・ギター』と並んで、その哀愁のあるメロディから私の子供心に深く浸透したように思います。なんだかわからないけれど、非常に懐かしい曲という感じです。歌っていたのはともに、ペギー・リーです。
映画の内容はイギリスの情報将校がジ〇シーの女性の助けを借りて、ドイツのナチスの毒ガスの製法を盗み出すというストーリーです。
詞の内容は
『ジ〇シー(男)に勧められて、金のイヤリングを買ううように勧められた。
ジ〇シーの言い伝えによると、金のイヤリングをすると狙った彼氏がものになるという。
その怪しい光に虜になるのだという。』
という感じなんだそうです。で、レコードヒットはペギー・リーのものだったそうです。ジ〇シーの女性がその中で歌う歌という設定の曲です。
何度か繰り返しジ〇シーが音楽でも映画でも登場するのはなぜなのか、不思議ですが、どういうことなのでしょう。ちょっと調べただけではなかなかわかりにくいところがあります。ただ、今はジ〇シーという言葉は放送禁止用語、差別用語として使用されていないということです。その代わり、多くがロマ人という言い方がされるようです。
ロマ人というのは、北インド・パキスタンに起源に起源を持つインド・アーリア人系の移動型民族なんだそうです。ロマ語を話し、欧州における「ジ〇シー」の最大勢力ということで、特異性があるということらしいですが、今は定住しているそうです。