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曲の由来
1777年9月、21歳のモーツァルトは職探しの目的でパリへの旅行に行きます。その途中、長期間滞在したマンハイムには、当時のヨーロッパで有数の宮廷オーケストラがありました。モーツァルトはこのオーケストラへの就職を希望しましたが、成功するには至らなかった。
しかしモーツァルトは、このオーケストラの名フルート奏者ヨハン・バプティスト・ヴェンドリングという人物と親交を結ぶが、ヴェンドリングは、オランダの裕福な商人フェルディナント・ドゥジャン(ド・ジャンとも)をモーツァルトに紹介します。音楽愛好家で、自身もフルートを吹くというドゥジャンは、モーツァルトに200フローリンで「小さくて軽く短い協奏曲を3曲と四重奏曲を何曲か、フルートのために作って」くれるように注文しました。
少しでも収入が欲しかったモーツァルトはこれに応じ、結局出来上がったのはフルート協奏曲第1番、第2番(後者は旧作のオーボエ協奏曲の編曲)と3曲のフルート四重奏曲でした。しかし約束が違うというわけで、報酬は当初の話の半分以下の96フローリンにされてしまった。
この楽譜の4倍ぐらいの長さがある曲です。今後、後の分を上げるかどうか、ちょっと迷っています。出だしのところは有名ですが、そのあとのところは、フルートをやっている人以外はあんまり興味がないだろうということで、もしかしたらこれっきりになるかもしれません。