楽譜のご紹介
お馴染みのナポリ民謡ですが、ヨーロッパのものは、多くの場合、作曲家がいます。この曲もジョヴァンニ・カプッロという人が作曲しています。時代は1898年ということで、この時代には特に多くこのような民謡が出てきます。市民社会の始まりということと関係しているのかもしれません。いずれにしろ、日本の民謡とはその成り立ちが全然違うものでしょう。
ある年代の人は、もしかしたら、この曲を聴くと必ず、エルビス・プレスリーの『It’s now or never』を思い出すのかもしれません。
原題の『オー・ソレ・ミオ』は、私の太陽、つまり、You are my sunshine.ということだそうで、プレスリーの歌った題名とは違います。なお、ユーアーマイサンシャインは、まだ、著作権有効の曲ですので、当然、『オー・ソレ・ミオ』より新しい曲です。歌っている内容は、ほぼ同じです。
いつだったか、ベニスのゴンドラの船頭がテレビのインタビューか何かで、お願いだから、オー・ソレ・ミオを歌ってくれって言うなよ、というようなことを言っていたのを見ました。それだけ、世界的に有名な曲であるとともに、なぜだか、そんな先入観があるということでしょう。
歌詞の内容は、こんなものです。
晴れた日は何て素晴らしい、
嵐の後の澄んだ空
まるで祭日のような爽やかな空
晴れた日は何て素晴らしい
だけどもう一方の太陽
尚一層輝かしい
私の太陽
君の顔に輝く!
太陽、私の太陽
君の顔に輝く!
君の顔に輝く!
夜が来て、太陽が沈み切った時、
憂鬱が蟠り始めた。
君の窓の下に私は留まる
夜が来て、太陽が沈み切った時。
だけどもう一方の太陽
尚一層輝かしい
私の太陽
君の顔に輝く!
太陽、私の太陽
君の顔に輝く!
君の顔に輝く!
トランペット楽譜
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トロンボーン楽譜
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アルトサックス楽譜
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フルート楽譜
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