ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18は、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフが作曲した2番目のピアノ協奏曲です。演奏時間は約35分。
作曲時期は、1900年秋から1901年4月。第2楽章と第3楽章が1900年12月2日に初演された後、全曲初演は1901年11月9日(ユリウス暦 10月27日)に、ソリストに再び作曲者を、指揮者には従兄アレクサンドル・ジロティを迎えて行われました。その屈指の美しさによって、協奏曲作家としての名声を打ち立てたラフマニノフの出世作です。発表以来、あらゆる時代を通じて常に最も人気のあるピアノ協奏曲のひとつであり、ロシアのロマン派音楽を代表する曲の一つに数えられています。
多くのラフマニノフのピアノ曲と同じく、ピアノの難曲として知られ、きわめて高度な演奏技巧が要求されます。たとえば第一楽章冒頭の和音の連打部分において、ピアニストは一度に10度の間隔に手を広げることが要求されており、手の小さいピアニストの場合はこの和音塊をアルペッジョにして弾くことが通例となっています。
この曲を聴くきっかけは、トミードーシー楽団をバックにフランクシナトラが歌う『I think of you』という曲の中に印象的に使われていたからです。この曲は相当古い曲ですが、原曲のほうは、難曲ということのようです。ピアノについては知らないので、何とも言えませんが、是非この曲のこの部分を吹きたいと思ったもので楽譜にしました。トミードーシーのソロの部分もいい感じです。すでに上げていたものと思っていましたが、忘れていたのか、もうすでに上げているのか定かではありませんが、ダブっていたら、ごめんなさい。
そのほか、映画音楽として、そのまま使われている場合もあります。イギリス映画の『逢引き』では、全編にわたり、流れています。マリリンモンローの『七年目の浮気』にも出てきます。