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発売当初は浅草行進曲だった
この曲はなんでも、別名で『浅草行進曲』というそうですが、それは、どうも商業的に全国で売るためには知名度が浅草のほうがあったからだということです。最初、『道頓堀行進曲』ということで、ヒットしていたのをレコードにする段になって、『浅草行進曲』ということで売り出したのです。ただ、曲の感じは明らかに、関西方面のイントネーションを連想させるようなところがあります。
演奏例
道頓堀行進曲
この曲が世に出たころの歌い方は一本調子の歌い方で、内海一郎という人のものでした。想像でしかありませんが、このような歌い方は、当時の流行だったのではないかと思います。二村定一という人も、『君恋し』を同じような歌い方で歌っています。感情をこめて歌うというよりは、日本的な無常観のようなものを含ませているという解釈もあります。または、今のように、歌詞とメロディー・リズムの融合として音楽を考えるというよりは、ストレートに歌詞を聞いてほしいという意図があったと思います。当時の録音技術の低さも相まって、こんな歌い方なのではないかと思います。いずれにしろ、時代なのだと思います。