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この曲の『悲愴』という標題は初版譜の表紙に既に掲げられており、これがベートーヴェン自身の発案であったのか否かはわかりませんが、ベートーヴェン本人も了解していたものであろうと考えることができます。
ベートーヴェンが自作に標題を与えることは珍しく、ピアノソナタの中では他に第26番『告別』があるのみです。『悲愴』が意味するところに関する作曲者自身による解説は残っていません。標題についてパウル・ベッカーはそれまでの作品では垣間見られたに過ぎなかったベートーヴェンらしい性質が結晶化されたのであると解説を行っており、ヴィルヤム・ビーアントは「(標題は)気高い情熱の表出という美的な概念の内に解されるべきである」と説いています。
私としては、第3楽章も好きですが、どうもトランペットでは難しく、第2楽章どまりです。