威風堂々の語源となった英語の意味
「威風堂々」とはいかにもいかめしい題名で、何だろうと子供の時には思っていました。元の題名は”Pomp and Circumstance”です。「ポンプと環境」、何のことだろう?Pompはそっちのポンプではなくて、華麗とか荘厳とかいう意味なんだそうです。英語で水を引き込むポンプは”pump”なんだそうです。もっともオランダ語の表記は”pomp”なんです。どっちを採用したかは不明ですが、Pompはあのポンプではないということです。サーカムスタンスはやはり環境ということですが、儀式ばること、仰々しいことなどの意味がほかにあるそうです。まあ、硬いこと言わずにという場合、”Without Circumstance”とくわえるようです。 厳かで華麗とでも訳せるかもしれません。
この曲で連想されるのが、やはり大英帝国ということでしょう。事実、この曲は当初はそんな目的はなかったのですが、当時のイギリス国王エドワード7世の要望で中間部分をつけ足して、「希望と栄光の国」(Land of Hope and Glory)としても知られるようになりました。時代的には、1901年になりますので、20世紀はじめであり、まだ世界に君臨する大英帝国であったわけです。
もっと、原曲に近いのがいいという方はこちらをどうぞ。
トランペット楽譜

トロンボーン楽譜

アルトサックス楽譜

フルート楽譜


ホルン楽譜
