【トランペット用ソロ楽譜】昭和歌謡シリーズ 『雪の降る街を』

トランペット用昭和歌謡曲楽譜
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楽譜のご紹介

 日本全国、つかの間の雪国になっています。そんなときに思い出すのが、この歌です。子供のころは、北国の田舎では、道に霜が降り、そのうちに氷が張りだして、吐く息も白くなったころ、雪虫が飛び交い始めるということがあります。雪虫は普通の小さい蚊ぐらいの大きさの虫ですが、背中に雪のような白いものをつけて、飛んでくるものです。ほんの一瞬現れては消えていく虫です。その1週間後には、大体初雪が降るということが多かったように思いますし、そういい伝えられたと記憶しています。まるで奇跡のような、天の使いでもあるかのように子供のころは感じました。

 そして、クリスマスとなると、本格的に雪が積もり、ホワイトクリスマスとなっていました。

 雪の結晶が、一つ一つ6角形で、全部違う模様なのだということを兄から教わって、空から降ってくる雪を、やはりこれは神様のなにかのしるしなんだろうと自然と思え、天を仰いで少しめまいがしてきたのを思い出します。そんな雪の思い出が、この曲にも盛り込まれているようで、とても好きです。まあ、それはいいとして、こんな感じの楽譜です。

販売サイトのご案内

販売サイトはこちらです。Piascoreという楽譜専門販売サイトになります。楽譜の見本はトランペット用ですが、アルトサックス、フルート、トロンボーンの楽譜もございます。

演奏例

なお、この曲がショパンの曲に出だしのところが似ているという指摘もあるようです。本当にそうですが、私はそこよりも、転調していくところを評価したいと思います。1952年の発表の曲なんだそうです。NHKラジオの挿入曲だそうで、同じ時期の『君の名は』と同じ流れのヒットの仕方だったようです。

曲の由来など

 雪の降るまちを(ゆきのふるまちを)は、1952年にヒットした内村直也作詞、中田喜直作曲の歌です。

 この曲の初出は1951年にNHKラジオで放送された連続放送劇「えり子とともに」の挿入歌としてでした。

 ある回の放送前日におけるリハーサルで時間が余ることが分かり、その時間を埋めるべく急拵えで制作されましたが人気が出たため二番以降が制作され、高英男の歌唱によりレコードも制作されヒットしました。後に、作曲者自らの手で女声合唱、混声合唱に編曲されています。

 作曲者の中田がこの曲を作るに際しては、知人である菅原喜兵衛宅のある山形県鶴岡市で見かけた降雪風景がこのメロディを紡いだと伝えられ、現在も毎年2月に行われる「鶴岡音樂祭」ではフィナーレにこの曲が歌われています(作曲者存命中は、本人が鶴岡に出向き自ら指揮していた。没後は夫人がその任を果たしている)。

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