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昭和歌謡メロディー譜『矢切の渡し』細川たかし

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楽譜のご紹介

 この「矢切の渡し」という曲は、1976年ちあきなおみさんのシングル「酒場川」のB面曲として登場しました。作詞は石本美由起さん、作曲は船村徹さんです。それを、1981年に細川たかしさんが歌って、再発売となります。

 最初、『矢切の私』に聞こえて、意味不明に感じました。矢切というとあの地名になっている矢切かと思い出しました。しかし、今も渡しなんて存在するのかという疑問も感じました。

 矢切の渡しは東京都と千葉県の県境を流れる江戸川で、葛飾区柴又と松戸を結ぶ渡し舟のことです。そもそもが、江戸時代に川に橋を渡すことを禁止していたために、その代わりとして、対岸に農地があるなどの利用に限り、船による渡川を許していたのだそうです。

 この曲が流行る6、7年前、アルバイトで千葉県の行徳駅からバスに乗って某大学の夜警のアルバイトをしていたことがあったので、その途中にある河川の様子などがすぐにイメージできました。

 行徳までは都営地下鉄東西線に乗るのですが、茅場町までは寿司詰め状態で、通勤ラッシュでは身動きもとれないような状態でした。しかし、東陽町を過ぎると車内もがら空きになり、その先に人が住んでいないかのように、民家もまばらな状態でした。そもそも田舎育ちの私でしたが、当時は東京のど真ん中に住んでいたので、いっそう強く印象に残っています。

 その後、就職し、20年以上たちました。仕事で割といろんなところに行っていたのですが、たまたま、東西線の葛西に仕事の関係で引っ越してきてびっくりしました、その代わりように。

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 この曲の舞台は、ちょっとそことは違うのですが、千葉というとそんなマイナスのイメージを持っていたのが当時でした。千葉には東京の下町の延長の千葉と、もう一つ、人が住んでいない千葉があるという風に思っていました。

 そのまた後に、今度は千葉市に縁があり引っ越すこととなり、さらに奥に進んでいくことになりました。住んでみると、首都圏でも温暖な地域で、首都圏の北部よりも夏は涼しく、冬は暖かく、平地が多く住みやすかったです。実際、稲毛などは昔は別荘地となっていたということです。

 ただ、他の首都圏の埼玉や神奈川などと違い、昔から、他の地域との陸上の接点が少ないせいか、人の出入りが昔から少なかったようで、そういう意味では、やはりちょっと閉鎖的な感じがしました。ただ、京成線などの走っている千葉と、こちらのほうとはまた様子が違っているようです。まあ、あんまり実りのある話がないので、ここらへんで、楽譜をちらっとご覧ください。

 楽譜は、トランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をキリックすると販売サイトに飛びます。

矢切の渡し トランペット楽譜
矢切の渡し トロンボーン楽譜
矢切の渡し アルトサックス楽譜
矢切の渡し フルート楽譜
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演奏例

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