【トロンボーン用無料楽譜】ベルディ作曲、椿姫より『乾杯の歌』(Verdi Opera“La traviata”:Libiamo ne` lieti calici)

クラシック曲集
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演奏例

Flashmob – La Traviata “Brindisi” – La Musica Lirica 2011


よくあるパターンですが、突然オペラというのは珍しいと思います。もしかしたら、日本でいえば、盆踊りが突然始まるような感じで、違和感がないのかもしれません。

楽譜のご紹介

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オペラの内容・あらすじ

このオペラは3幕からなり、この曲は、第1幕の初めに出てくる曲です。第1幕の内容は、ざっとこんな感じです。

第1幕
舞台はヴィオレッタの住む屋敷です。今夜も賑やかなパーティーが開かれており、女主人は来客をもてなしています。そこへアルフレード(青年貴族)がガストーネ子爵の紹介でやってきてヴィオレッタに紹介される。歌を1曲歌うよう勧められた彼はいったん辞退するが皆の再度の勧めでグラスを片手に準備をします。一同の沈黙と緊張のなかアルフレードは情熱を込めて歌い、ヴィオレッタが加わってデュエットになる。さらに皆が加わって華やかに歌い上げる(ここで紹介している「乾杯の歌」)。

皆が別室に行こうとしたときにヴィオレッタがめまいをおこして椅子に座り込む。何でもないからと一人部屋に残った彼女の所にアルフレードが来ます。アルフレードはヴィオレッタに、こんな生活をしていてはいけない(ヴィオレッタは高級娼婦)といい、1年前からあなたを好きだったと告白します。ヴィオレッタは最初は軽くあしらうが、彼の真剣さに少し心を動かされる。ヴィオレッタは椿の花を渡して再会を約し、「この花がしおれるころに」という。有頂天になるアルフレードに「もう一度愛しているといってくれますか」とヴィオレッタが尋ねると、「はい、何度でも!」と彼は応ずる。

アルフレードに続き来客が去って一人になったヴィオレッタは物想いにふける。「不思議だわ」(作品を通じ、彼女はこの言葉を各幕で1回、計3回繰り返す)と純情な青年の求愛に心ときめかせている自分の心境をいぶかる。そして、彼こそ今まで待ち望んできた真実の恋の相手ではないかと考える(「ああ、そは彼の人か」)。

しかし、現実に引き戻された彼女は「そんな馬鹿なことをいってはいけない。自分は今の生活から抜け出せる訳が無い。享楽的な人生を楽しむのよ」と自分に言い聞かせる。(「花から花へ」)彼女の中でアルフレードとの恋愛を肯定するもう一人の自分との葛藤に、千々に乱れる心を表す、コロラトゥーラ唱法を駆使した華やかな曲で幕切れとなる。

第2幕に続く…。

こちらもオペラの中の曲ですが、最近、いろいろなオペラ、といっても代表的なものを割と網羅している大役付きのサイトを見つけました。こちらです。真偽のほどはわかりませんが、かなりまとまっていていいのではないかと思います。

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