楽譜のご紹介
江戸の前期にはできていた曲ということです。歌が先行して、自然発生的にできた曲であり、軍隊の曲であったということです。やはり、こういう歌い継がれる曲というのは強いものがあるようで、その後、17世紀の後半には正式な軍隊の行進曲になったのです。
17世紀あたりのヨーロッパにおいては、擲弾兵というのがあったらしいのです。最近の戦争でたとえて言えば、戦車に向かって手りゅう弾を片手に接近して命がけで倒そうとする兵隊のようなものといえるのかもしれません。当然、精鋭が集う部隊です。いまでいう、アメリカの海兵隊みたいなものなのかもしれません。
つまり、手りゅう弾の簡易なものをもって、敵の前線に接近して、今のものよりも相当重い爆弾を投げる兵隊ということらしいです。その勇敢さなどをたたえる曲がこの元々の由来らしいです。ただ歌詞については変遷しているようです。