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昭和歌謡メロディー譜 『鈴懸の径』灰田勝彦

楽譜のご紹介

 この曲は戦中の昭和17年9月の曲です。本当にこれがあの真珠湾攻撃後、ミッドウェイ海戦で大敗北し戦況が急速に悪化する時代の曲なのだろうかと思うほど、どことなく西洋的な雰囲気のする曲です。

 半世紀以上前にふと新宿御苑に散歩しに行ったときに、鈴懸並木が中にあり、これがあの歌に歌われた樹なのだと認識したことを覚えています(調べてみると、今も御苑にあるようですが、当時より大分齢をとった印象です)。子供のころに住んでいた田舎の町にも街路樹としてありましたが、名前を知りませんでした。よく母が落葉時にその葉を掃除するのが大変でこの木が嫌いだといっていました(葉がイチョウなんかよりも10倍ぐらい大きい)。

 そして、何百メートルも続いていた並木は今では伐採されてなくなっているようです。この曲を子供のころから知っていたのは、もちろん当時の懐メロヒットで知っていたわけですが、それだけでなく、昔、テレビで日本のジャズミュージシャンがよく演奏していたということもあると思います。結構、その演奏をテレビで見ました。それはいいとして、また楽譜をちらっとご覧ください。

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 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

鈴懸の径 トランペット楽譜
鈴懸の径 トロンボーン楽譜
鈴懸の径 アルトサックス楽譜
鈴懸の径 フルート楽譜

楽譜販売のご案内

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演奏例

灰田克彦さんの唄はこのほかに『新雪』という曲もあげてあります。この人は、子供の頃ハワイに移住したのですが、長じて家族で一時帰国した折に、戦争になったために帰国できなくなり、いろいろな流れから、歌い手となって、ヒットを飛ばすと言うことになります。どことなく西洋的な曲調がその理由だったのかもしれません。

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