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【無料楽譜】乾杯の唄(Maine Stein Song)

楽譜のご紹介

 この曲はある程度の年齢以上の人は聞いたことがあると思います。

 聞き覚えのある曲だと思いますが、一時、NHKの年末大イベント、紅白歌合戦の入場曲になっていた曲です。いつまでやっていたかは定かではありませんが、一定期間、毎年やっていました。

 もともとはドイツの曲をアメリカの大学が加工して学生歌としたら人気が出ちゃったという、アメリカの曲です。今までずっとドイツの曲と信じてましたが、『乾杯の唄』というのは、ドイツ民謡にもありますが、全く別の唄です。

「乾杯の歌」は日本では「盃を持て、さぁ卓をたたけ」という歌詞でドイツ民謡と言われていましたが、世界的には「Maine Stein Song」として、アメリカ合衆国メイン州立大学の校歌で知られています。「Stein」(スタイン)はドイツ語「Stein」(シュタイン、石の意味)経由で陶器製のビールジョッキを意味する英語俗語。 (ちなみにステンレスの語源と関係あるのかな?)

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 この歌はもともとE.A.フェンスタッド(E.A. Fenstad)が作った器楽曲で、彼はドイツのヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲」を聞いたのだろうという説もあります。

 1902年のメイン州立大学の学生のアルバート・プレイグ(Albert Prague)がバーハーバー(Bar Harbor)でアルバイトをしている時に、このドイツ起源の行進曲「Opie」を聞き、それを書きとめたといわれていて、歌詞はプレイグの寮で同室のリンカーン・コルコード(Lincoln Colcord)が作ったということです。

 現在の曲は、1921~3年にメイン州立大学へ通い、その後エール大学を卒業したルーディー・ヴァレーが作っています。彼は1929年にホストを務めたNBCラジオでこの歌を紹介して、翌年ビクターでレコード化しています。これは大変な人気となりました。この時点で、ドイツでもヨーゼフ・フロイデンタル(Josef Freudenthal )によるドイツ語歌詞も作られています。

 日本語では昭和初期にカヴァーされました。 日本語歌詞の作者は不明。 また、日本ではNHK紅白歌合戦のオープニングテーマ(歌手入場曲)としても知られています。

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演奏例

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