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【無料楽譜】ドイツ民謡『ローレライ』(Loreley)

楽譜のご紹介

 ドイツ民謡となっていますが、民謡といっても、伝承ではなくて、ちゃんと作曲家がいます。そこら辺が西欧的な民謡と日本の民謡の違いなのかなあと思います。

 このローレライは当然小学校の時に歌っていましたが、「なじかは知らねど・・・」という出だしで、何のことだ?ということで急激にどうでもいい曲になっていました。ローレライ自体が、この動画に出てくるような岩山のことだったなんて、想像できませんでした。この付近が川幅が急激に狭く、このローレライがあるところで、流れがきつく、深くなっていて、転覆する船がたくさんあったということで、動画にあるような歌詞の内容が伝承されているということです。

 詳しく説明すると、ローレライ(ドイツ語: Loreley [loːrəˈlai, ˈloːrəlai])は、ドイツのラインラント=プファルツ州のライン川流域の町ザンクト・ゴアールスハウゼン近くにある、水面から130mほど突き出た岩山のことです。

 この岩山は、スイスと北海をつなぐライン川の中で、一番狭いところにあるため、流れが速く、また、水面下に多くの岩が潜んでいることもあって、かつては航行中の多くの舟が事故を起こしました。

 この「ローレライ付近は航行の難所である」ことが、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝説に転じ、ローレライ伝説が生まれました。

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 現在は幾度にも亘る工事により大型船が航行できるまでに川幅が広げられ、岩山の上には、ローレライセンター (Besucherzentrum Loreley) が建てられています。

 ライン川下りは、ドイツの観光として有名であるが、ローレライ周辺は、ブドウ畑や古城が建ち並ぶ、見所の多い辺りです。また、この岩山に向かって叫ぶと木霊が返ってくるため、舟人たちの楽しみにもなっていたともいわれています。

 一方、ローレライという言葉自体は、古ドイツ語の “luen” (見る、潜む)と “ley” (岩)に由来しています。

ローレライはこの岩山を表すと同時に、この岩の妖精、あるいはセイレーンの一種でもあり、ドイツの伝承に由来する、多くの伝説群にしばしば結びつけられています。

 一番有名なものは、ハイネの “Ich weiss nicht was soll es bedeuten” (何がそうさせるのかはわからないが)で始まる詩であるが、伝わっている物語にはいくつかのバリエーションがあります。

 多くの話に共通するモチーフとしては、ローレライとは不実な恋人に絶望してライン川に身を投げた乙女であり、水の精となった彼女の声は漁師を誘惑し、破滅へと導くというものです。

 そんな難所だったローレライは流れを拡張工事によってなだらかにし、安全に航行できるようにしています。

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演奏例

ニニ・ロッソの演奏です。
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